写真に言葉をつけると3回泣いてしまう

コラム

9月1日より、家族写真グランプリの一般投票が始まりました!
予想を上回る投票数に、事務局一同驚いております。
(これは正直な話。20日間での投票目標数をなんと1日で超えてしまいました…!)

家族写真グランプリ_LPトップ (6)

まだ見ていない方はぜひご覧ください!

家族写真グランプリエントリーページ

家族写真で3回泣く理由

フォトコンテストを開催したこと、過去に何回かありました。
その時にはここまで胸を打たれることが無かった気がします。

今回のグランプリが過去に開催した他のコンテストと違った事。
それは
・フォトスタジオ、カメラマンのみの「当事者ではなく、第3者」という条件をつけたこと
・写真と、それに付随するエピソードを評価対象にいれたこと

が大きかったと思います。

過去にエピソードを評価対象にしたことはありましたが、そこで生まれる感動はあくまでも

投票者⇔応募者

の相互間で行われるものでした。
それはそれで、とても尊く価値のあるものです。

昨年開催した家族写真コンテストは、一般の方が対象でしたので
「なぜこの写真が応募されたのか?」
を読んでいくとくすっと笑えたり、なるほど!と感心したりと、その写真から見えてくるものの更に裏側を見せてもらいとても素晴らしかったです。

そして今回、当事者ではなくカメラマンが応募することで

投票者⇔応募者(カメラマン)⇔被写体(写真に写っているご家族様)

の3つの新しい循環が生まれ、事務局に届く言葉が今までとは違う言葉になりました。

グランプリに届く言葉

「お客様の物語が認めてもらえたようでうれしい!」
「私たち家族のエピソードを見てもらえるなんて恥ずかしいけど自慢したい気分」
「写真に写っている家族は今はもういないけれど、存在を知ってもらえることが嬉しい」
「お客様と一緒に作った作品、ぜひたくさんの方に見て欲しいです」

など、例えばカメラマンサイドからは、自身のことではなく
《お客様(ご家族様)の物語》を届けたいという気持ち
そして被写体となってくださったお客様(ご家族様)、もしくは投票者様からは
《カメラマンを応援したい》という気持ち
その
『誰かのために動くこと』がとても好循環を生んでいる気がします。

そして、裏方である私たちも同じ想いです。

家族写真グランプリの意図

写真にエピソードをどうしても入れたかったのは、技術面で評価するグランプリではなく
「カメラマンとお客様の関係性や距離」
が見えるグランプリにしたかったから。

誰を、どんな想いで、どんな関係性で撮っているのだろう?
応募作品につけられたエピソードはまるで写真付きの短編集の様です。

写真の中に込められた想いが文章に綴られ、それを読んで泣く。
カメラマンとお客様のやり取りを、そのカメラマン様の投稿を見て泣く。
投票フォームに寄せられたカメラマン宛ての応援のメッセージを見て泣く。

私はこの2日間でずっと涙腺が緩みっぱなしです。

更に続く想いの連鎖

事務局に寄せられた言葉の中に

「私もこんな家族写真が撮れるように頑張ります!来年応募します!」
というカメラマン見習いの方の方や

「こんな家族写真を私たちも撮ってもらいたいです」
とこれから家族をつくっていく方からのメッセージ。

家族写真は、いろんな人の心を動かします。
それは大なり小なり、自分の中に共鳴する想いや共感するものがあるからかもしれません。

「フォトコンテストに応募したことは一度もなかったけど、このグランプリのコンセプトを見て初めて応募しようと思えました」
「共感する言葉がありすぎて、私のためのグランプリだと思いました」
という声もたくさん頂きました。

きっと全国各地に同じ想いで活動していらっしゃるカメラマン様、フォトスタジオ様が本当に多いと思います。

いま行っているグランプリは家族写真ですが、たぶん、きっと届けたい想いは写真ではなくて、写真を介した「家族の物語」を届けたいのだと思います。

誰もが自分の中に思い出の家族写真を持っている

家族写真はとても不思議です。
初対面の方とでも、家族写真の話を聞くととても盛り上がります。
「毎年実は凝った家族写真の年賀状を作っていて…」
「この写真は祖父に撮ってもらったもので僕の宝物で…」
と、こちらが質問する間もなく、写真を前にご家族について生き生きとお話される瞬間を家族写真のことを始めてからたくさん見てきました。

普段、仕事や日常ではあまり話せない、話す機会がないけど、本当はとても大事で、いくらでも話せてしまう家族のこと。
家族写真のお話を聞くとき、私はその方とぐっと距離が近づいた気がします。

投票期間は9/20まで

グランプリを通じて、一人でも多くの方に
「この日本のどこかの、とある家族の物語」をお届けできたら幸いです。

エントリーページはこちら

一般投票フォームはこちら

家族写真プロジェクトLINE会員専用フォームはこちら(投票数5倍)

家族写真グランプリ2021概要

■エントリー期間 2021年7月15日(木)~8月15日(日)
■一次審査結果通知 2021年8月31日(火)
■二次審査(一般投票) 2021年9月1日(水)~9月20日(月祝)
■二次審査結果通知 2021年9月30日(木)
■最終審査結果発表 2021年10月23日(土)
※各審査通過された方のみにご案内いたします。

《対象》
家族写真を撮影している全国の
1.カメラマン/フォトグラファー
2.フォトスタジオ/写真館

《詳細》
詳しくはこちらをご覧ください
https://kazokugp.com/

【私たち家族写真プロジェクトが家族写真グランプリを行う理由】
新しい家族が誕生した。
我が家に迎え入れた。
家族の形が変わった。
家族になった。
人生の節目節目で、あるいは日常で「家族」を意識し、大事に思う瞬間
「この日を記念に残したい」
と思い、人は写真を撮りに行きます。
それは決して、特別な出来事があったとか、人生の節目など、何か大きなことがなくても
「私たちは家族だ」
と実感する出来事は日常にありふれています。
そんなひとりひとりのご家族の記念日や日々の歴史を一緒に綴っているのは
町の写真館であったり、あるいは身近なカメラマンであったり
「寄り添う第三者」の存在が欠かせません。
私たち家族写真プロジェクトは、そんな
「お客様の人生に寄り添う」気持ちを写真に込め、ことばで伝えることができる
カメラマンやフォトスタジオにフォーカスし、応援していきたいと思いました。
誰かの人生の記録人になれる。
そんな素晴らしい役割を担っているフォトスタジオ、カメラマンの存在をたくさんの方に知ってもらい
同じ想いで「共にいる」ことが誰かの人生の小さな支えになることを伝えていきたい。
家族を大事にし、写真を大事にし、ことばを大事にしている
皆様からのエントリーを心よりお待ちしています。

家族写真プロジェクト発起人 青木水理

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